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2013年11月26日 (火)

戦友又一人死す

ちょっと冷たいけどさわやかな紺碧の秋の空だ。

腰の痛みか、尻の痛みか自分でも定かではないのだが、昨夜の湿布材が効いたか、今朝はうんと楽である。

寝る前随分滲みて痛んだが、今朝はもう忘れたようだ。

二三日日記でも数行程度しか書くことがなかったから、ブログも休まざるを得なかった。

金沢の加藤鏡児君が死んだ。同年兵だから93歳である。部隊の主計首座だった。

戦後私が最初に訪ねて泊めて貰ったのは、彼の家だった。

といっても、大阪商船の芦屋の寮で、辛うじて戦災を免れていた住宅街の一角にあった。戦争直後の昭和21年9月のことだから、仕事らしいものは何もなくボツねんとしていたと思う。

あれからどういう有為転変を重ねたか、生涯二度と会うことはなかったから、聞いたことはない。文通も年賀状以外は3、4度くらいのものだろう。寡黙冷静な男で、自分のことなど語ることはなかった。

後年金沢に居ることも、パソコン検索のおかげで探し出すことができた。鏡児という奇妙な名前がよかった。

住所は兵籍にあった彼の本籍から見つけ出した。

電話で話したことも2、3度を超えないだろう。

私が書いた「私の軍隊生活」という自伝を、彼の口から数名の戦友に手渡したことがあったが、今記録として残っているかどうか。

所詮当人が居なくなれば、消えて無くなる存在だから。

交信の繋がる、戦友はもう一人もいなくなった。

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コメント

寂しいことですね。
先月だったか、戦争に纏わる何かの会も、生存者の減少により廃止されたとニュースで聞いた。

投稿: しろまる姫 | 2013年11月26日 (火) 15時01分

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