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2013年9月30日 (月)

異常な男ばかりの世界

昨日書いたダンスホールはよく考えると、男の社交場で女のものでは無かった。

それでは戦後の風潮に逆行するのだからなりたつわけがない。

私も今少しおかしいな。

青春の6年間、男だけの戦場を狂人のごとく駆け回った。

女子のいることを忘れていた。

考えてみると世の中は正常に動いていた。

戦後生き残った私一人が職を失い、家を失った衝撃で、おかしくなっていたのかもしれない。

さめることの無い永い夢を見ていた気がしないでもない。

思い出すと戦後の2、30年、私の振る舞いは狂気のそれだった、

事実が証明するから間違いない。

今となっては遅過ぎて取り返しは付かないが、その反動が私に長寿を恵んでくれたのかも知れない。

しかしダンスホールというのは奇妙な場所だったなあ。

音楽とざわざわと人の擦れ合う音、人の声はほとんどない、従って喧噪は無い。

踊り子と男の客が抱き合って、ルールに従って足を運ぶ。ただそれだけで実に静かだった。

面白かったとも思えない、当時だったから存在した商売だったかも知れない。

当時の新京は男女比率は10対1と云われた。

もちろん日本人人口だろうが。

1年もたたないうちに戦場に追いやられたから、後のことはどうなったかしらないが、長くは続かない世相だったに違いない。

どう考えてみても異常な青春を送らせられた、わたしだったような気がしてならない。

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コメント

長寿故の副産物。

投稿: | 2013年9月30日 (月) 11時57分

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