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2012年11月16日 (金)

喪中年賀遠慮通知

神村君と同じく中学、高商同期の田淵君の喪中通知が奥さんから寄せられた。

8年間も一緒の学生生活を送ったのだから、並みの付き合いでは無い。

戦後は職場が遠く離れ,年賀状以外の交際はほとんどなかった。

それでも両校の同窓会が行われるたび、私は休む事はほとんどなかったから,彼がたまに出席する時は久闊を叙して止まなかった。

後には上場企業の重役まで昇進し,関連商店の社長に招かれたりして、栄光に満ちた生涯を送ったというべきだろう。

折角だから今日奥さんに悔やみをかねた手紙を書き送った。

同伴で同窓会に見えた時一度お会いした事はあるのだが、もうおいぼれた私の脳裏にはその姿の片鱗も残らない。

誰しも死者を送る気持ちは同じだから、それなりの感情が込められない事は無い思うのだが。

彼はいつも私より成績が上位だったし、家業の都合だろうが、日本舞踊が得意だったので,その容姿に憧れたりした事があった。

未だに寮生200人の慰安旅行の大会余興で一等になった狐忠信の舞踊の写真が私のアルバムに残っている。

悲惨な戦争被害にあった私との格差は戦後広がるばかりで、彼はもう手の届かぬ所にあった。

羨ましいだけの存在だったかも知れない。

終わりよければ皆よし。波乱の人生を全うした事はお互い同じだ。

おそまきながら彼より一つまさった事は今度長生きをしたことになったことだろうか。

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