« 可愛い子には旅をさせろ | トップページ | 昭和17年の私の元日 »

2011年12月31日 (土)

大晦日風景

とうとう大晦日になった。今朝は-1度とちょっと寒かったが、穏やかないい日和だったので、昼中は楽だった。
午後買い物に出る。勿論正月用品である。
私は出る幕はない。うろうろさまよい歩いて待つばかりである。
人出が凄いので、当たりも凄い。下手するとつき飛ばされかねないので杖を握りしめて、人のいない方へとそろそろ移動する。

一回りしても二回りしても、家内が見当たらない。
そのうちレジの前の行列の中から手が挙がる。やれやれである。

しめ飾りは私の役目、ドアの上の方に引っ掛けるところがあるから、踏み台と針金さえ持てくればなんでもない。

玄関先を清めれば今年はもう終わりである。

高峰秀子の”わたしの渡世日記”の上巻を読み終わる。
現在ではこんな経歴などは、法律も喧しいし持ち得ないだろうが、学校にも行かないで、こんな本が書けるなどちょっと想像ができない。しかも頑固な程明治以来の気風を残して、昭和を生き抜いた女性というだけで戦慄を感ずるほどである。

田中絹代、杉村春子と共演もし、その芸を摂取しながらも、彼女独特の明るさで諸先輩を凌駕し、最高の人気女優を貫いたことはやはり偉大だったとしかいいようがない。
今年も沢山の思い出に残る人たちがこの世を去って行った。生者必滅、会者定離は世の習い、ただ我がこととなると不審にたえないのだが。

生きながらえて昇竜の年を迎える。
刮目してみたい気持ちもするが、悪運襲いかかるやもしれず、もうこの国の明日まで見ることはごめん蒙りたい。

|

« 可愛い子には旅をさせろ | トップページ | 昭和17年の私の元日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157907/53618012

この記事へのトラックバック一覧です: 大晦日風景:

« 可愛い子には旅をさせろ | トップページ | 昭和17年の私の元日 »