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2011年11月17日 (木)

人生最後の頑張り、天命を尽くせ

昨日最後の東京、さいわい好天気がつづいている。

地下鉄で日比谷に出て久しぶりに宮城前を歩く。広場の松原が成長してなかなかの風情である。
老人の足ではすこし広過ぎた。相変わらずの行き交う車、団体観光客はもう目では無い。丸ビルまで歩いたときはいささか足先が痛んだ。
丸ビルも36階に上がったが眺めが悪く、富士も見るどころではなかった。
6階に下りてそばを食う。
私の知る丸ビルではもうまるでなかった。
私が六十数年前勤めた東京中央郵便局(当時米軍CCD)跡も探し出すのに大苦労。結局確かめることも出来ずに東京を後にする。
娘親子が終始付き添って、列車に乗り込むまで見届けてくれたが、別れてからの4時間はさすがに永かった。
行きは変化があって楽しかったが、快速のぞみ号でも老人には楽ではなかった。
ほとんど眠っていたのだが、それでもすっかりくたくたになって家に帰り着いた。

一夜明けて、今日も快晴がつづく。
ぐっすりよく眠れたせいか、今朝はすこぶる快調。
ゴミも私が出しに行く。
朝の気温は9度と始めての一桁台。

今回は自分の体力、気力、能力を試験するという旅であった。
概ね合格点以上だった。一応1年は大丈夫だろうと自信が出来た。
ただ単独での長距離旅行は無理だとこれまた確信した。のぞみでの4時間すら堪え難かったからである。

たんたんと死を待つ。亡友山崎君の最後の数ヶ月、食事をせず点滴だけで生命を維持したという。
ニューデリーに住む孫娘からのメールが伝えてくれる。喧嘩する程やかましく言ったらしいが、食を口にしなかったという。
すでに覚悟の死としか思えない。意地っ張りだった彼らしい最後だ。
私も彼を学びたい。
死をコントロールする、人生最大の快楽ではないだろうか。

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