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2011年4月17日 (日)

終わりよければ全てよしというが

今朝は7度とちょっと冷たい。
テレビで先般出掛けた萩の町が映し出されて紹介されている。年間150万人も観光客が訪れるのだそうだ。
一頃より随分綺麗に整備されていたが、さもありなんの気がする。
私もこれが最後と覚悟を決めて先日訪れたのだが、こうして映像で取り上げていただくと感慨新たで誠にありがたい。
大好きな町で、ほんとの郷里はここだったのではとの思いまでする町なのである。

まだ元気で文通している松岡君や高原君,先年亡くなったが友人鈴川君などは正真正銘の萩出身である。いずれも気骨のあるいい男たちである。
現在は功なり、皆東京近辺に居を構えているが、忘れる事なき郷里へはなかなか訪れる事ができないと、嘆いていたのはつい昨今での事である。

私の青春と言える日は、山口時代と満洲新京の僅か2、3年しか存在しない。満20歳で軍隊に入り、人並みの人生はそこで中断された。
異性を介しての青春は僅か1年に足りない。
萩ではたまたまその青春の秋の一日、同年輩の女性たちに囲まれて、萩の笠山に偶然ピクニックに誘われた。誰とも知らぬ人たちとの淡い数時間の語らいであった。
萩を訪れるといつもその光景を思い出す。

今たまたま山蔭の道という歌がスピーカーから流れ出る。若き日の別れのさびしき思いが身をしっかりつつんで離さぬ。
7年の兵役の後、遠征先から命からが帰国したが、故地は家も何も荒廃の極みで、勢い活を求めて転々とせざるを得なかった。
青春等という彩りはどこにもなかった。
終わりよければすべてよしともいう。まだ終わりに行き着かぬ。果たしてそうだろうか。

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