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2011年2月13日 (日)

若き日の赤名峠越え

午前8時気温-1度。快晴、快い日ざしが早くから我が部屋に射し込んでくる。
昨日の朝の雪はもう跡形も無い。

それにしても昨夜はよく冷えた。早くからベッドにもぐりこみ長い時間休んだ。夜半電話が長い時間鳴りひびいたというが、覚えない。只2時半頃目覚めたがそのせいかも知れない。
もっとも昨夜はDVD音楽を付けっぱなしで寝たので、他の雑音はなかなか耳に入らない仕組みではあるのだが。
最初はiPod touchの軽い音楽をイヤホンで何時間か聞き、夜半目覚めたところで、DVDに切り替えた。私の睡眠時間はともかく騒がしいのである。

考えてみるとiPodもiPoneも形、大きさほとんど変わらない。
転がして置くとまるで区別がつかない。

ついでに言うと、我が家ではラジオが4カ所に置いてある。全部NHKFMにチャンネルが合っている。
聞きたいプログラムがあると、どこにいても聞くことができる。
FMにいい番組が無い時はCDかDVDまたはカセットにスイッチを切り替える。
老人二人住まいなのに、昼も結構騒がしいうちなのである。

ひと眠りして起きてみると、灰色の雲がすっかり空を覆ってしまっている。
春はまだまだ遠い。

古い日記帳を引っ張り出して拾い読みする。
最初に書き始めたのは昭和13年の12月30日である。
この年の暮れに際して、3月に行った出雲大社参拝のための自転車旅行の思い出がめんめんと書き連ねてある。むべなるかな。この旅行は現在でもありありと私の脳裏に刻み込まれてなくなることは無い。

親たちは無謀だと反対したが、若さで押し切った。しかし実際は大変な苦行だった。
道は悪く、坂路は多く、しかも経験したことの無い高さであった。
大きくはないが中国山脈である。うねうねと長い。強い足と時間さえあればいつかは歩き越えることが出来る筈だが、自転車は余分だった。
登る時は歩いて押さなければならない。
下りは早くても、道が悪くて危なく、車が何度か故障を起こした。ペタルを直したり、パンクを修理したり。
考えていたより随分時間も労力もかかった。側の風景を楽しんで歩く余裕も無かった。

松江から一畑薬師、大社と回った後は力つきていた。
帰りはどうするかで相棒の神村君と口論になってしまった。
結局今市駅から益田まで最後の列車に乗って行き、益田の駅で宿を心配してもらい、比較的穏険な中国山脈の坂道を選んで帰郷することができた。

忘れろと言われても忘れ得ない無知な18歳の暴挙であった。
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