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2010年12月11日 (土)

ドストエフスキーの生まれは私より一つ下?

朝7時半気温7度、新聞を取りに、外に出た途端小雨が降り始める。
10時には日が照る。おかしな天気のようだ。

家内に勧められて,膝に買い置きの温灸を昨日から当て始めた。小1時間かかるのでいくらかそちらでつかれる。
効いたか効かないか一日や二日ではわからない。
良くなりそうな感じはまるでない。

今昔世界を風靡したビ-トルズの音楽が録音されているので,それを聞きながら温灸をつづける。
三十数年前の録音だからやはり古いなあと感慨新た。音がなんとも幼稚だ。

今朝早くから家内がドストエフスキーは私より1年後に生まれたと雑誌に書いてあったよという。そんな馬鹿な、一笑にふしたのだが、私に確信はない。
とうとう家内がそれが書いてある雑誌”てんとう虫”を持って来て私に突きつける。
なるほど1921年(大正10年)11月11日生まれと記載してある。まいったなーとパソコンに向かう。
調べると1821年の11月11日生まれとなっている。丁度百年違う訳。
作者の勘違いだが、大正10年が余分だった。一字違いですんだものを。
ドスとエフスキーは59歳で死んだとあるが、名作を数多く残し,私の青年時代を啓発してくれた。私と寿命を代わってあげたいくらいだ。間もなく2百年になるが、日本では文政時代で文化撩乱を極めた時代だ。ロシアでも同じだったのか。
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(平成20年吉田武中尉遺作メモから、今田勇編集著述「ニューギニア戦記」より)(その143)

ここの住民の中に一人例外の男がいた。彼の名はマリーといい部落一番のインテリであった。彼は少年時代にラバウルに住んでいたそうである。大変利口な青年で年齢は30歳に近いように思われていた。
彼はラバウルで白人に使われていたといい、ここの部落にいた舟艇隊員にも気安く接近してきた。毎朝隊員が起きる時刻に、その宿舎の入り口には必ず椰子の実が2,3個置いてあった。そして木の実もすぐ飲める様に先端に穴が開けてあった。
数日経ってこの椰子の実は彼が持ってきてくれた事が判った。この椰子の実の外殻は頗る堅くナイフ等では簡単には穴が開けられない。銃剣を使っても同様で簡単には開けられないようだったので、彼の好意には感謝していた。朝の目覚めに夜霧で冷えた椰子の果汁が飲める事は、何にしても大変ありがたいことで、青臭い濃厚な味は隊員たちに生気を与えてくれた。

ある時このインテリ青年が次のような話をしてくれた。
この様な絶海の孤島に住んでいる住民にも他国人との交流があったという。何処の国の人かと尋ねたところそれはドイツ人やイギリス人だと。しかしアメリカ人は舟艇隊がこの島に上陸してからの話で初めて知ったという。このアメリカ人は悪い者だと思っているらしいが、これはこの島の住民に対してからでも弾をうつからだという。又イギリス人についてもよい印象は無いようだが、これは彼がラバウルでイギリス人の農園で10年働いたが、その報酬は斧一丁だけだったという。またある古老は「我々の先祖に対してイギリス人は悪い病気を注射した」ともいっていた。しかしこれは衛生上の注射をしてもらい、結果として病が治らなかったことの誤解かも知れないと吉田中尉は思った。というのは、この部落は一見して重い病気に罹っているものが多く、その特徴として目が悪い、皮膚病に罹っている者が矢鱈に多い事からである。

この部落の住民は相対的に身体の奇形、潜在的な欠陥者も多く、その殆どが潜在的な悪質患者で大体に短命のようであった。

結局白人特にドイツ人には深く感化を受けて、彼らは道徳的に戒律は厳しく自制心も強い。決して人の物には触らないし、また持ってゆくなど全くしない。そして男女の交際等は特に厳格で酋長に総ての権限があり些かの乱れも無いことは前に述べたとおりである。これに比してフィンシやツルブの住民たちは善良ではあったが、主要な舟艇基地であるブッシングの住民の躾は余り良くなかったと言える。

そして、ある時このマリーは次のような話をした。それは、以前この戦争前に日本の船が時々この島の沖に停泊し作業をしていたという。こんな地図にも載らない辺境の小さな島に何をしに来たのだろうと、隊員一同はこの話に興味を持った。
(つづく)
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