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2010年9月23日 (木)

末期的現象か

夜来の雨が降り続いていたが、そのうちいつしか止む。
天気予報が告げたように随分涼しい。
ちょうど彼岸というのがよい。

今台風12号が小笠原に近づきつつあるが、これからは台風シーズンである。こちらも厄介な存在だけに油断はならない。

午後は雲は多いが日も照り始める。もう秋の日だ。かんかん照りの暑苦しさはない。北風が少し強いせいか。

階下に降りるとなんだか寒い。家内は半纏を着込んでいる。
昨日は蒸し暑くて汗をかいたのに今日はこの始末。これでは老人はとても対応できない。
慌てて二階に戻る。日射しが今度はありがたい。

検察庁もやはり人間だったか。犯罪を告発するものがこれではもう世も末だ。
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(平成20年吉田武中尉遺作メモから、今田勇編集著述「ニューギニア戦記」より)(その86)

松島伍長は細索を背に掛けてまず右岸側に飛び込み泳ぎ始めた。彼の姿は暗闇の濁流の彼方に消えて行った。続いて山本兵長も左岸の方に向い艇から下りかけたが、この兵長の身に何となく不安を抱いたので「ちょっと待て」と声をかけた瞬間に兵長の姿が消えていった。その直後松島伍長の元気のよい声が対岸から聞こえた。
彼は無事に岸に泳ぎ着いたのであった。その時10mくらい先の河の中から異様な叫び声が聞こえて来た。山本兵長の声だったので、彼が鰐にやられたのではないかと咄嗟に思い、浮き胴衣を手に持ち細索を身体に巻き付けて、この綱の端を乗組員に持たせて水中に飛び込んだ。声のした方に遮二無二泳いで行ったが、暗闇の中で兵長の姿は全く見えなかった。突然足に何かが触ったので引っ掴んでみると山本兵長の身体であった。
彼は渦に巻き込まれて浮き沈みしてもがいていたが、やっと私の持っていた浮き胴衣に必死にしがみついてきたのであった。
この山本兵長と二人で一つの胴衣を挟んで抱き合い、全力で艇に近づこうと努力をしたが思う様に艇に近づく事は出来なかった。艇の乗組員が命綱を徐々に引き寄せてくれ、差し出された竿に手が届きやっと艇内に引き揚げられたが、全く予期しない出来事であった。救い上げて呉れた隊員たちが交代で二人の身体を摩擦してくれた。(つづく)
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