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2010年7月10日 (土)

食慾がない

就寝前に呑んだ下剤が効いて,早朝から便所に通う。
本格的に起き上がったのは午前9時半となった。
朝のルールが崩れたので、なんとなくしまらない。

天気は相変わらずで霧の深さはこれ又変わらない。コチラが定形かも知れない。

春先までは何を食べてもおいしくて、出されるものは概ね平らげていたのだが,暑くなって来るともういけない。
どう努力しても食が進まない。途中で投げ出す。だから毎食食べ残す。家内には済まないと心を責めながらも仕方がない。
明らかに自分では先が見えてるのだが、生命の不思議で人の意志に関係なく8年も生きられると言われると却って恐ろしい。

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(平成20年今田勇編集著述「ニューギニア戦記」より)(その23)

吉田中尉は自分の乗る艇の乗組員はどうなったかと見渡したところ、いづれも甲板の上を右往左往していることが分かった。只、中に大発艇からの爆風の衝撃によって吹き飛ばされた辻喜代三一等兵が蹌踉めきながら助けを求めている。更に甲板上には松田時男上等兵が右足首をだらりとさせて、青ざめて横になった躯を起こそうともがいていた。ハッチの上に二段に積んだ大発艇は爆弾の爆発のショックで横に渡した木組みが折れて、下の邸内に居た兵士は押しつぶされていた。そのうえ更に横倒しになったのであろうか数人の兵が甲板の上や船倉の中に振り落とされたものもあったようである。
船の中央にあるブリッジは前半分が大きく破壊されて、為に指揮統制の機能は全く失われていた。

右舷通路の角にある消火ホースから海水が噴き出していたが、これを操作する人は見当たらない。中尉はこれはいいとホースを抱え上げて、焼き焦げた資材を乗り越えて、目の前の担当する大発艇にこの海水をかけた。しかし艇はまるで空の鍋を火にかけた様に、船倉内から噴き上げてくる火炎に煽られて全く焼け石に水である。これは先ず船倉内の火災を消すのが先決だと思うが、今はもはや消火の見込みは全くない状況であった。

目を転じて見ると、本船は船首を右に傾けながらいつの間にか停止している。後続の輸送船の兵の中には沈没の瀬戸際にたつ旭盛丸に向って手を合わせている姿が見受けられた。
(つづく)
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