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2010年6月30日 (水)

ワールドサッカー、日本一回戦で散る

小雨ながら降り続く雨。気温23度。梅雨空に変化は無い。
昨夜のサッカーの惜しい敗戦のおかげで、頭も身体も半病人だ。目が覚めても寝床からなかなか起き上がれなかった。
一瞬の蹴りが勝負を決める、考えてみると最大の簡単な賭博の感じがしてならない。
此の段階になると個々の選手の巧拙、優劣はもう論外だ。サイコロの一振りと同じく運だな。

しかし日本選手はほんとによくやった。サッカーはまだまだ後進国だが、もう間もなく世界に伍して行ける所まで来た。これだけやれば文句あるまい。後はサッカー界全体のレベルアップということになる。南米なんか地域全体が高レベルに達している事を痛感する。
個々の素質が高い。PK戦の結果がよく証明している。パラグアイ選手のシュート力は真に強烈で、どのキーパーでも阻止出来なかっただろう。

梅雨と言っても悪い事ばかりはなくて、少し湿っぽいのを我慢すれば、暑からず寒からず毎日過ごしよい。
仕事でもある人には嫌がられても、生きてるだけの老人にはまことに都合は良い。
文句を言っては申しわけない気分である。
無芸の私でもそう思うのだから、芸のある人たちには堪らなく時のうつろいの早さを悔やんで居られる事だろうと思ったりする。
幾ばくも残されていない時間、今の一刻をやはりもっともっと大事に過ごさなければ与えられた余生がもったいないわけだ。

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(平成20年今田勇編集著述「ニューギニア戦記」より)(その13)

ある日ある隊員が目星を付けていた部品を外しに行ってみたら,既に他の部隊のものに持って行かれたらしく,大笑いした事もあった。いずれにしても艇の修理部品の補給は十分ではなかった。兎に角舟艇隊員は皆部品を大事にしていた。特に歴戦の兵士はその点に抜け目なく、常に艇に予備の部品を備える事に努力を惜しまなかった。艇を完全に保持するために特にその修理部品に執着が深かったのである。

人間であれば手足の一部を少々負傷してもヨーチンに包帯があれば何とか行動出来るが、舟艇ではそんな訳には行かない。噴射ポンプのプランジャー・スプリング1本折損していてもエンジンは動いてくれない。また、人間は30秒、1分は呼吸しなくても動作は出来るが、重油の燃料パイプに僅かでも空気が混入すれば,エンジンの始動は絶対に出来ない。

兎に角舟艇隊員が任務を全うするには予備部品が必要である。今日のように部品が何時何処でも手に入る状態にあっては,部品の有り難さはわからない。

これは整備のことばかりではなく、我々舟艇隊員はすべてのものが操艇し整備も出来なければならない。勿論海図も判読し手旗通信も出来なければならない。そしてそれは常に訓練して向上が図られなければならなかった。
さて、2月26日輸送船7隻がラバウル湾内に集結した。緒戦以来輸送船は度重なる輸送作戦及び上陸作戦に休む事無く使用されて来た。所詮,沈没するまで動き続けなければならない運命にあった。

ソロモン諸島特にガダルカナル島上陸作戦では、優秀な輸送船ほとんどが敵の飛行機や潜水艦の餌食となって撃沈された。そしてこの度の作戦には船と名のつくものは一切が動員されたが,ラバウル方面には数える程しか残っていなかった。このために大規模な上陸作戦は出来難い状況となっていた。勿論、船足の早い船等論外の有様であった。

戦後、第18軍の参謀長吉原短中将は,この作戦は一六勝負であったと述懐しているが,それほど戦況は不利だし,船舶を始めあらゆる装備も劣勢であった。特に空軍の援護が少なかった事は致命的だったといえる。

そして、当時苦労して集めた輸送船名は次の通りであった。
大明・・2773t・・10ノット     帝洋・・2746t・・10ノット
神愛・・3793t・・ 8ノット     旭盛丸・5498t・・10ノット
大井川・6493t・・10ノット     愛洋・・2746t・・9ノット
建武・・・300t・・9ノット     以上7隻
これが当時苦労して集められた輸送船である。船団を組むと2割程度は速度が落ちるので,船団での速度は7ノットを超える事は無い。1ノットは1時間に1,852mであるから、7ノットは13kmぐらいの速度である。その上敵潜水艦の攻撃を避けるためジグザグ航行するので,更に速度が落ちて来る。
(つづく)
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