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2010年6月 5日 (土)

”空の要塞”と言われた米軍機

ともかくも好天期が続く。午前6時現在気温16度5分。今日も真夏日になりそうである。
めざめの瞬間思い出して、新幹線の特急券を土田君に郵送する事にする。
ホームで会う為には切符が無ければ改札が抜けられない。

奈良へ行くのに荷物はどうするか、今迷っている。見物に歩くのに荷物をさげ歩くのは考えものだ。京都での苦い経験がある。
大阪駅のロッカーに入れとくか,出た宿に一旦預けるか、奈良駅まで持参するか,宅急便で送るか。
簡単な様で案外面倒なものだ。

切符でも何処か外で待ち合わせれば何でもない事なのだが、案外それが難しい。
考えてるうちに面倒くさくなって送る事にした。
何も無いところで人ごみの中をぼつねんと人を待つのはたとえ10分でもしんどいものだから。

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(今田勇著「西部ニューギニア戦記」より転載)
 眼の前で積み込み中の機帆船、大型爆撃機に襲われて沈没する

昭和19年10月中旬午後2時過ぎ、それは突然中継基地ゲッセル島の東海岸の波止場で起きた衝撃的な光景であった。

たまたま連絡用務でこの島に来ていた私と吉永兵長はカイ、アル諸島に物資を輸送する500tぐらいの機帆船が、波止場で懸命に貨物の積み込み作業をしている時に立会していた。

その時監視役の船員が沖の方を指差して大声を挙げたので、その方向を見ると低空でこの波止場目掛けて向かってくる大きな爆撃機が目に入った。これは巨大な怪物のような米軍の四発爆撃機コンソリデーテッドB24型爆撃機であった。
機帆船の上空に達するや否や先ず針鼠のように装備している銃座から機関砲、大小の機関銃を一斉に撃って通り過ぎた。そして更に悠々と反転して今度は落下傘の付いた小型爆弾5発を落としてそのまま飛び去った。

この爆弾は機帆船の後半部を直撃したらしく、あっというまに黒煙に包まれて、桟橋の横手に船首だけを海上に突き出して沈没してしまった。

全員敵機だと言う叫び声で咄嗟に後方の岩場に退避していたので無事だったが、この猛烈な攻撃は恐怖を通り越して暫しの間呆然という状態であった。
なおこの時まじかに見えたこの爆撃機の前後左右と下方に突き出していた丸くて透明な銃座の中から、こちらを睨んで撃っている米兵の顔がはっきりと目に入ったが、何とどえらい怪物のような飛行機が作られたものだと心底から恐怖を感じた事件であった。
  (つづく)
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