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2010年6月20日 (日)

ニッポン、オランダに敗れる

気温23度、昨日全く同じ様な朝。昨日は濃霧注意報が出たらしいが、今日も同様な空模様。
窓から吹き込む風は湿気を伴って冷たく顔を濡らす。
湿度80%。
藤本の葬式に出た家内は足のリウマチが痛んで歩き難いとこぼしている。
駅から歩いて帰ったのが悪かった。

昨日夕方土田君から写真受け取ったと電話あり。

昨夜はオランダとのサッカー戦、0ー1で敗退。実力通りよく防いだが、防戦一方では勝てる訳は無い。
カメルーンに2-1で勝ったデンマークと23日、正に決勝リーグ勝ち残りベスト16を掛けて戦う。
勝敗は神のみぞ知る。

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(平成20年今田勇編集著述「ニューギニア戦記」より)(その8)

先ずこの作戦の概要だが、前に述べた事の繰り返しにもなるが、第8方面軍(今村均大将)は大本営の基本方針に従って、昭和18年3月初旬指揮下の第18軍(安達中将)に対して速やかに東部ニューギニアに進出して、同方面の基地を確保、ポートモレスビー方面に対する作戦を準備する事を命じた。

これを受けた安達司令官はラバウルに待機中の第51師団(中野中将)をラエに前進せしめる事を決めた。同時に第41師団はマダンへ、第20師団をウエワクへ前進させることとした。ラエには3月3日、マダンへは3月10日、ウエワークには2月28日を各師団の上陸日と定め、陸海空の共同作戦の準備を開始した。

この上陸作戦で2ヶ師団は予定通り上陸に成功した。しかしながら第51師団はラエに向かって航行中3月2、3日の両日敵爆撃機編隊の猛攻撃を受け,ダンピール海峡で全没した。吉田中尉の所属した船舶工兵連隊は第51師団のラエ到着後直ちに第51師団を揚陸する任務であった。先のガダルカナル撤退直後の作戦であったが,部隊はもとんど無傷であったので,全員体力気力共旺盛であった。

当時のダンピール海峡は既に連合軍の航空勢力圏内に置かれ,上陸地点のラエは敵の航空基地ポートモレスビーから近く,その上敵の前進基地であるワウ飛行場はラエと指呼の間にあり、一個師団の兵員が白昼上陸することは至難の技であった。
船舶工兵聯隊長は上陸作戦の打ち合わせの際、白昼の揚陸は何としてでも無理だと強く進言したという。作戦命令を受けて帰って,激しい口調でつぶやいた「この状況ではラエに行き着く事は出来ない。たとえ着いたとしても揚陸作業中に泊地で全部やられることは必定である。無謀極まりない作戦だ」と。

船舶工兵隊の誰もが同感で、「この上陸作戦は足は遅くしかも火力の弱い輸送船団で敵の懐に飛び込むには,絶対に優勢な航空戦力を投入するか,少なくとも伯仲の航空戦力を維持しなければ上陸は成功しない。」と。

この甘い作戦は緒戦に味わった勝ち戦の夢を追っていたのであろう。今までマレー作戦、フィリッピン作戦、近くはガダルカナル島作戦等で体験している。ともに成功しているのは日本軍の航空勢力が絶対に優位にあった時のみであった。

小池船舶工兵聯隊長が1ヶ師団の揚陸作業の責任者として、この作戦に反対意見を提言した事は,隊の者であればよく理解出来得ることであった。
隊の主だった者は聯隊長の心中を察し同調していたが、そんな泣き言を言っている場合ではないと乗船の準備に取りかかった。ところがいつの間にか隊の兵士たちの間には,この度の『苦々81号作戦」といいはじめていた。そして今度は必ずやられてしまうぞと話し合っていたようだ。そして、果たして兵士たちの予言は的中してしまった。

戦後この第81号作戦と呼称したのは8がつけば末広がりで縁起が良いからと名付けたのだと記録に残っている。しかし中枢部の縁起を担いだ期待に反して惨敗に終わった事は,第一線の兵士の勘の方がよく当たったという事である。これは、第一線の将兵は現地の何も理屈なしに肌で次の運命を予測するからだった。

この時の戦局から見て東部ニューギニアの要所を確保する事は絶対に必要な行動であることは間違いないことである。このため軍の中枢部は現地の第18軍に対して、至上命令としてニューギニア拠点確保のため、そこへの進出を図り展開する事を強く要請した。しかしこれは「かくありたい」という願望であって「かくあるべし」ということにはならならなかった。単に期待や願望によって軍の行動を左右さるべきでないものと考える。
万一此所で失敗すれば数千人の将兵を死に追い込む事になる。
一人の将兵の後には数人の家族が控え養われている。人の命の去就が五分五分という曖昧な判断で決められてよいものかと思われた。
(つづく)
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