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2010年6月 2日 (水)

物置の建て替え工事始まる

昨夕ダイキに行き。ヨドの物置を注文しておく。やはり十万円は超える。工事などこちらに出来ない事があるので仕方がない。

今朝も昨日同様いい天気。気温も16度。
昨晩少しの間雷鳴が轟いたが,雨にはならなかった。奥の方は所により豪雨があったらしいが。

午前中ダイキから請負の職人が現場の確認に来て,内容物を整理しておいてくれという。
早速家内と二人で物置の整理と,必要ないものを選び出すのに,折からのかんかん照りに汗ぐっしょりになりながら精を出す。午前中にはとても片付かない。
午後は日射しが後ろに廻って蔭が無く、とうとう休止に追い込まれる。
それでも明後日新しいのを建ててもらうことになってるから、明日中には終るだろう。
年寄り夫婦の仕事だから、もうどうにもならない。情けなさが身にしみる。
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(今田勇著「西部ニューギニア戦記」より転載)  
   ガア地区で強姦未遂事件の訴えを受けてその処置に悩む

余り後味の良い話で無いのでこの事件の起きた時期ははっきりと覚えていない。
この事件の訴えがあったのは、敵機の朝の定期便の来襲が終わった後のことであった。この部落のカバラ、カンポンが中年の2人の男女を引っ張って本部にやって来た。その後ろには大勢の住民、所謂野次馬がぞろぞろと付いてきたのには驚いた。

私たちの前に来た時前に居た30歳半ばの女性が、その隣に立っていた40歳くらいの男性を指差して早口に甲高い声で語り始めた。そしてすぐ地面に転がって、この男がサロンをこの様に引っ張ってこのようにしたと喚く。何のことだろうかと呆然としていると傍に居たカパラ、カンポンがゆっくりと説明を加えて、初めて事の真相がはっきりとし合点した。

敵機の来襲に同じ山の方向に退避していた2人は、部落に向かって帰る際に山裾のところでぱったり出くわしたと言う。3年位前妻に先立たれ今は一人身の彼は、暫く彼女と話をしているうちにむらむらとしたらしい。突然に彼女に抱きついて押し倒した。彼女の方も夫を失い一人身であったが、気の強い女性だったらしく、猛烈に抵抗して未遂に終わったという。

未遂の事件ではあったが、この後始末をどうするかと頭を悩ます仕儀になってしまった。結局これからの皆の戒めにもなるだろうからと、カパラ、カンポンの意見を聞き、この罰として、この男を部落の広場の片隅に3日間縛り付けて曝して置くことにした。これはうかつに殴ったり体罰を加えたりすると、特に左手で殴ることなどすると、回教で左手は不浄だという島全体に、悪い印象しか残らないのではないかといろいろと案じた末の刑罰であった。

これは毎朝偵察にやってくる戦闘機が頭上を廻るので、何時撃たれるかと身に応える罰だろうと考えた訳である。そしてこのことは私たちが考えた以上に戦闘機が彼の頭上を旋回することが恐怖を呼んだらしく、2日目の夕食を与えた時に、涙ながらに今後一切かかることはしないと深く謝った。そこでカパラ、カンポンの了承の下に縄を解いて放免してやった。その後彼は早めの解放に感謝したのか、又罪滅ぼしの気持ちもあったのか、時々事務所にやってきて一生懸命に雑用に精を出す様になった。今考えてみると戦闘機の銃撃を受けなかったことは彼にとって全く幸運であったが、もし起こったとしても撃った飛行機が悪いと言うこととなる筈だった。
(つづく)
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