« 名主権現のこと | トップページ | 長寿社会 »

2010年2月 5日 (金)

私の幼児性

やや雲が多いがまあまあの天気、朝から日射しがまばゆい。
気温ー1度。ぴりっと外の空気は冷たい。

最近はデジタルテレビと私のうちもテレビが一新された。画面も美しく,音もよい。
しかし私は余り見ない.特に娯楽番組は嫌である。総体に騒がしく情緒が乏しい。何をしゃべっているかよく判らない。私自身の老化が原因だろうから,文句のつけようはない。
だから見なければいいということになる。ドラマ好きの家内も最近飽きが来ているらしい。時々そんな言葉を口走っている。これまた耳がだんだん遠くなって来ている。

テレビがもったいないくらい良いのが、損したなという気分にさせて益々嫌になる。

だから将来見るかどうか判らないが、折角持ち合わせているのだからと良さそうな番組は録画しておく。
寿命がもう無さそうなのに、これまた勿体ない話である。

私もいっぺんに老人になったわけではない。もちろん若いときがあった。
しかし今頃みたいに気ぜわしくはなかった。のんびりしていた。何事も教わらなければ知らなかった。
子供がどうして出来るのか、ほとんど兵隊にゆく年になるまで知らなかっただろう。
股下(こした~今のステテコみたいな軍特有の下着)の着方が判らず,いい加減に着ていたら、非常呼集の身体検査のとき怠けているとさんざんビンタを取られたことを思い出す。
怠けるのにも何もどうして着るのかほんとに知らなかったし教えてくれるものもいなかった。
私は二十歳の時、まだ幼児のごとき魂の持ち主だった。

私はいつも繰返し言うのだが、今日私が普通の人間で居られるのは軍隊のお蔭だと思っている。
ほんとに動物としての人間に生まれ変えさして貰った。細かい事まで生き方を学んだ。ついでに自動車の運転まで習った。員数を付けるー俗社会で言う どろぼうのことーということも知った。戦いが激しくなれば略奪や殺戮行為も実践せざるを得なかった。聖人君子では決してない。今更なろうともおもわないが。

此の変貌をもってしても戦後人に操られて、親の財産を根こそぎ失う結果となった。
私の根っこにある幼児性は天性のものでどうしようもなかった。

此の数日熱中して取り組んだ吉田武中尉の手記「東部ニューギニア血戦」のコピーがやっと終る。
もっともこれは今田勇氏が編集著述した冊子の一部に過ぎない。私が勝手に判断して、私が経験した事もない熾烈極まる血戦の場面を抜き書きしたもので、故人にはまた今田氏には申しわけないが、勝手を許してもらわねば私の思う形が出来ないので仕方がない。
まだまだすっきりしたものに仕上げたいので暫くはかかりそうだ。

|

« 名主権現のこと | トップページ | 長寿社会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157907/47484750

この記事へのトラックバック一覧です: 私の幼児性:

« 名主権現のこと | トップページ | 長寿社会 »