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2010年1月 4日 (月)

天皇様のご隠居はないのか

朝7時半、空に雲一つなく正に元旦の日本晴れ。東天丸く茜色に染まり、正にアジアの曙である。
少年の頃胸を膨らませた山中峯太郎の小説のテーマがいみじくも口をついて出る。
気温ー2度。庭先に出て四方を見渡しても雲一つ見当たらない。
後の極楽寺山もくっきりすぐ頭上にのしかかる。

今年は切り良く三が日明けが月曜日で、婿の話しではお役所も儀式はなく普段通りの仕事が始まる由。
民間ではそうも行かないで、うじうじと仕事に手が付かない日が2、3日は続くのだろう。
不景気な時だから気を引き締めてしっかり働いてもらうべえか。

老人も寝てばかりいないで、何か役に立つことでもやれとケツを叩かれそうでもある。

平成は22年目だが、天皇はもう77才とか。平民なら隠居していい歳である。
私は76才までで店も何もかも他人に譲って、一切の仕事から手を引いた。
天皇はそこへ行くとお気の毒である。大丈夫かいなと思ったりする。

昔の様に譲位という制度があってもいいのではと思うがどうだろう、
何事も定年制は必要なのでは。代議士諸公は先年慣例みたいなものがつくられたやに聞いて居るが。
上皇ということになられて、ほっとされるのでは、それがより人間らしい生き方というものでは。

昨日は娘らの好意で孫たち夫婦と一緒に招かれて賑やかなご馳走攻めに逢う。
孫らもそれぞれ今年は子供が生まれるとかで、静かで穏やかな日は案外今日が最後かも知れない。
婿らも皆やさしく、現代的で私の様な関白様ではなくていいと家内は帰宅してからぐちる。

日射しは時間を追うにつれ部屋いっぱいに射し込み、まるで温室である。
シューベルトの「冬の旅」をCDで聞く.バリトンはサイモン・キーンリーサイド。余り馴染みはないが、ソフトな声でこの曲にふさわしい。おやすみから始まって、例の菩提樹、あふれる涙は私の好きな曲。13番の郵便馬車、14番の霜おく髪あたりまではしっかり聞いていたつもりだが、うとうととしてしまう。ふと目覚めるとあの甘美な”辻音楽師”がもう流れている。30分ぐらい眠ってしまったらしい。一瞬の間と思ったが、気持ちがよいので落ち込んでしまったらしい。

昼飯に呼ばれる、正に法悦のときが過ぎた。
ごごになってもほとんど雲はない。
一日これで終れば、新記録なんだが。

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