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2009年5月14日 (木)

馬、牛が好き

昼テレビを見ていると、北海道の牧場風景が出て来る。
子馬が三十何頭も生まれたといって、親子の草を食む光景が映し出される。

ふっと若き日に思いがすべる。軍隊に居たとき、見習士官になって3ヶ月もした頃、乗馬教育を受けさせられたあげく輓馬部隊に2ヶ月ばかり転属させられたことがあった。
自動車と全く勝手が違うので随分戸惑ったものだが、信越出身の兵員の部隊だったから、非常に親切に人間的な接触をもたれたので、懐かしく思い出される部隊生活だった。

こちらは小隊長として、ただ乗せてもらうだけの役割で、馬の身体を拭いたり、掃除したりするのでないから、申し訳ない程楽な身分だった。可愛いポニーにまたがって揺れ動くだけの毎日だった。
当然気持ちまで優しくなって馬とたわむれた。

自動車部隊では鉄拳制裁が乱れ飛ぶ毎日だったから、兵隊同士の関係もぎすぎすしていたが、この隊ではそんな空気は皆無だった。兵隊同士の間に沢山の支那馬が介在していた。人馬の間には暴力はまるで無縁のものだった。
馬格も牧場の子馬に近かったから、一見可愛さが先に立つぐらいで、毎日の接触は楽しいものであった。

森林伐採の演習最中に軍司令部命令で又自動車部隊に転属させられたので、極楽生活はほん一瞬で終わったが、馬という生き物がいるだけで世の中が変わると言っていい程、しみじみとした人間的実感をいだいたものだった。

先般も近くのスーパーの屋上でポニーを扱う人に乗馬クラブに入らないかと誘われた。馬に親しげに近寄った私が、経験者だと見て取ったのであろう。
私には今は縁こそないが、牛馬には底知れない親しみがある。犬猫以上だろう。

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