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2009年4月24日 (金)

記憶と記録

朝起きる時、いやに今朝は冷たいなと思う。カーテンを開いてみるとガラス戸が一尺ばかりあいていた。
外の気温は11度。部屋の中は18度なのだが。

先般記憶と記録のことを書いたが、紙に残すことの大変さを曖昧にしるした。
現在は紙の種類も多く、加工技術もすぐれているから一概に、記録云々について言うわけにはいかない。
勿論記録専門の用紙もあるだろう。

一介の庶民に過ぎない私などが使う紙と言ったら、概ねスーパーで安売りしている再生紙である。パソコンのプリント用紙から始まって、たまに書く手紙、メモ類までオール再生紙といってよい。
紙そのものの寿命がせいぜい数十年だろうから、記録の前段階の話である。

私がワープロを使い始めた二十数年前に書き残した書簡類など、今は色薄れ判じ難くてどうにもならないものが多い。
特に明治時代までの墨書ならまだ良いが、私たちが使ったペンとインクのものは特に駄目である。
さらにワープロのあの時代にはやった感熱紙なるものは、印刷文字が皆消えて十年も経って、読むことは出来ない。
70年前に母が私に暮れた鉛筆書きの手紙の方がうっすらとでも読めるからまだましな方である。

いつかも日記に書いた、陸奥記念館で読んだいや読もうとした書簡類の損耗ぶりに驚いたことが今も思い出される。
保存ということは言う程簡単ではない。

気をつけて、紙からフロッピーへ、MDへ、CDへ、そして今DVDへと写しかえつないで来た。
いずれもプレーヤーがなければ読むことはできない。しかも大量保存が効くだけに読むとなると凄い程の時間を必要とする。
物、人によったら一生かけても読了不可能となる。
すぐ選択が出来る紙の印刷物すら、マスプロされて個人の力ではどうするすべもない。
僅かに特殊な人が目にとめ、書きとめ、流布されて、世上に新しく再記録されて行くに過ぎない。

無駄なように見えても、この僅かな記録が歴史を形作って行くし、作って来たわけである。
あとのことはもう知らないよとさじを投げる以外に無い。

人気タレントのくさなぎ某が公園で酔いどれて、裸で寝ていて法律違反として逮捕された。たいしたことでもない罪が人気に比例して全国いや韓国まで巻き込んで大評判を呼び、ジャーナリズムの好餌となった。
人間誰でも持ち合わせている動物的本性が、深酒によって露呈されたに過ぎない。タレントいえど普通の人間だ、めくじらたてるにおよばないのでは。人気稼業なんて哀れな物だなあ。

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