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2008年6月30日 (月)

漢字はすごい

6月30日(月)曇
珍しく南の空がすっきりとあざやかである。曇っては居るが霞が去って島々の姿がはっきりと見える。
青空は何処にもないからはっきり晴れるとも言えない。
梅雨の去るのも遠からずというのか。

水戸君からメールが来ている。平川さんの住所を教えてくれというから早速メールで回答する。土産の礼状でも書いてくれるなら有り難い。
同じメールで「ときどき見慣れぬ漢字がでてくるのも 又 いとうれし かも」とある。

もう何年も前から、投稿した私のエッセーなどに対して読めない漢字、意味が分からない漢字があるとコメントが発せられることがよくある。何気なく使っているのだが、どうも死語に類するものらしく、特に国定の漢字に馴れた若者たちには分かりにくいらしい。

私達の若い時には例えば”ひげ”という漢字でも髭鬚髯といって、ひげの生えている場所によって漢字が違うと,漢文の先生に懇々と教えてもらった。たった一度だけだったかも知れないが,吸収力の強かった若き日の頭にはしっかりと記憶されていた。あごひげなら鬚を、ほほひげなら髯を書かなければ間違いである。しかく漢字というのは正確な表現を求めている。
私なりに教えられた通り表現する癖がついて、其の言葉に変わる現代語が見つからない場合仕方なく使っている様な気がする。

思い起こしてみると、中学の教科書の中でも、漱石の”草枕”よりは、鏡花の”歌行嶝”、樗牛の”滝口入道”などの美文の方が好きであった。特に声に出して読むときの快感は何よりも勝っていた。これが文学というものと思い込んでいた。
中学の後期になって、文章表現よりも思想内容が大切と言われる様になって急速に文学への情熱を失った覚えがある。

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