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2008年2月21日 (木)

幸福の絶頂

2月21日(木)晴
昨朝と同じく霞み空。島影はまるで見えない。
よく見ると黄砂かも知れない。報道はされてないが、この景色は間違いない。とすればえらく早くから蒙古襲来だ。

昨夕思いがけず東京の月岡君から電話が入る。学生時代以来の声だから、もう70年にもなる懐かしい声だ。彼もいつも世話になるばかりだからせめて君の声が聞きたくなったのだと云う。
さざん会の世話をしていることを言ってるのだが、もう身体は曲がってしまったし,外出できるような状態ではないから、いつも案内をいただいても参加することは不可能だとのこと。
日立という大会社に身を投じ、退いても系列の会社を経営し、申し分無い生活を送っているようだが、同窓との付き合いまでは手が回らなかったらしい。くやしさを滲ませての口ぶりだったが、世の中そんなに甘くないし、なにもかもに手が届く様なものではない。
しかし東京のど真ん中で何不自由無く暮らしてゆけるとは、最高の幸福人生ではあるまいか。
私の蔭の声であるが、学生時代下宿した古い暖簾の呉服屋さんの娘さんと結婚し,それが運を呼び込んだのか、大会社に就職してとんとん拍子に出世し、自分の自由になる会社を作って思うままに手腕が振るえたとあって、これ以上の人生はあるまい。
私などまさにその正反対の道を歩いて来なければならなかった。運の違いが大き過ぎて話にならない。

大きな声でよくべらべらとしゃべったが、どこが悪いのかと疑いたくなる様な調子だった。
永年自信満々に業務を取り仕切って来て、習い性となり、学生時代の姿から遠く抜け去った現在の彼を、言外にはっきり感じ取ることが出来た。
悪くいえば、同窓会なんて子供らしいことには興味が無いよということでは、過去33回の同窓会に一度も出てこないのだから。
それにしては東京からわざわざ電話をくれたということは、行く先短くなり里心が思わず沸き上がったということかもしれない。

黄砂は終日空を曇らせた。夕方近く中天に僅かに青空をうっすらと覗かせはしたが。

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