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2008年2月17日 (日)

54年前の今ごろ

2月17日(日)曇
54年前の日記を読んでいると、偶然同じ2月17日のページが出て来る。
『2月17日(水)
日記を付けようと思ってペンをとると小百合が早速真似て鉛筆を握って、頭からすりよっ
て来て書く所作をする。前々頁の鉛筆の跡がそれである。何としても邪魔になって書けな
い。とうとう書くことを止めて、小百合を抱いて外に出る。喜んで矢鱈に腕の中で雀躍り
する我が児を落とすまいと抱きしめていると、何かほのぼのと愛情が胸に沸き上がって来
る。
今度新入職員3名の割り当てがある予定。男1、女2。いずれも高等学校出身である。こ
れでどうやら陣立も出来上がるというものか。
今晩の泊まりから新しい蒲団。仲々色彩の鮮やかな大きな蒲団である。有馬さんがお初と
あってはしやぐことはしやぐこと。』
こんなこともあったのかなと、懐旧の情ひたすら胸を打つ。
新しい蒲団というのは、宿直の蒲団が古くなったからと稲田理事が新しいのと取り替えさせたことを云う。

前の方をめくると、私の誕生日の1月22日にこともあろうに悪童たちに同窓会をやろうと急に呼び出される。
『1月22日(金)曇
午過ぎ村岡より電話で今晩同窓会をやる旨言ってくる。快諾して6時頃出かける。
村岡の家に一応集まって出かける。同勢5名、村岡、山崎、村尾、広沢と私。皆気の合っ
た連中ばかり。先ずどこへ行くか協議の結果、「ともえや」に決まり出かける。忙しいの
かそれとも無愛想なのか全くかまってくれないで、料理も途切れがちに皆腹を立てて、こ
こを出ようということになり、外に出て行く先を決めるのに暫く協議。トルコ風呂はどんな
ものか一つ見に行こうということになり「岩国別荘」へ行く。何のことはない首枷をつけ
た箱風呂で、いつか映画でも見たことのある代物。見るだけみたらもうよいとばかり又席
を設けて飲む。些か参る。続いて「銀馬車」といういかがわしいバーに飛び込む。どうや
ら皆草臥れたらしく、これにて漸く幕となる。』

若かりし時代、終戦後の混乱期を過ぎて、ぼつぼつ十年、朝鮮動乱が終わった翌年で好景気に沸き立った想い出が多分に残っている。日本は先進国の仲間入りに向って怒濤の産業復興を果たしつつあった。
戦場の屈辱とその反動での血気の向うところは、34、5歳という中堅世代だし、もう怖いもの知らずだった。

今日も午後の天気は悪くない。ただ風が少しつめたいが。
午後買い物に大きなスーパーに行ったが,来客は妙に少なかった。偶然かも知れないが。
昨夜モーツァルトの伝記映画をやっていたが、録画していたのでもう一度昼見る。モーツァルトの音楽が沢山出て来て楽しい映画である。ただモーツァルトの奇矯さにマトを当て過ぎて気の毒な感じがしてならない。
どんなであれ、モーツァルトの音楽のすばらしさは、永遠にかわらないだろう。

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