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2006年11月21日 (火)

赤子のいない部落

午後遅くなってからスーパーに買い物に出かける。
遅いからか、平日だからか客足がいやに少ない。
家内がレジを通りすぎるのを待っていると、今レジを終わったばかりの若い奥さんが、台の上で買い物を袋に移している。側に手押し車に乗せられた1歳ばかりの坊やが、盛んに手を伸ばしてその荷物をつかまえようとしている。身体を右左に捻らせて半ば後方にひっくりかえりそうになる。その姿があまりに元気で面白いのでしばらく見とれている。その母親が気づいて坊やを抱き上げ元通りちゃんと座席に座らせる。
坊やは又動き始める。ひょいと気がつくと、私だけでなく何人もの視線が注がれている。
何十人の客の中でただ一人の赤ちゃんだった。
泣き声も出さず、むづかりもせず、まるまるとした元気な坊や。
そうだ、風景の中で今足りないのはこれだと思った。

帰り道、家への角を廻ったところで、老人の群れにでくわす。何かの会合の流れらしい。
ああ、いやだ、老人ばかりのこの部落。最近は赤子の泣き声一つ聞こえる事のない、静まり返った立て込んだこの部落。何か間違っている気がしてならない。

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