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2006年10月23日 (月)

辻久子のバイオリン

今朝少し寒くて、床を離れ難くなっている折りも折り、FM放送からハチャトリアンのバイオリン協奏曲の鳥を追い立てる様なメロディが流れ出る。
やれやれ、こちらも寝床から追い出される。

どうしたわけかこの音楽には忘れられない思い出がある。
終戦後しばらくして、音楽を聞く運動が盛んになったことがある。確か「音文」と言ったと思う。
その行事の一つで町の小学校において、辻久子のバイオリン・リサイタルが開かれたことがあった。
この時ピアノ伴奏でこの協奏曲が演奏された。

辻久子が家財産を売ってストラディバリウスのバイオリンを買ったということが、当時の新聞でデカデカ報じられた直後のことだったので、固唾を呑んで聞いた。
小学校の講堂だから、木製の長椅子を並べただけの座席である。音響効果など全く考えられている訳はない。
私は一番前の方に座って、演奏が始まる前、記念にと思ってカメラを向けた途端、辻さんが激しく手を横に振って撮影を拒否された。

当然幾分忸怩たる思いの中での視聴となった。
始めて聞く不思議な音楽であった。のっけから不協和な追い立てる様なメロディから始まる。
キイキイとバイオリンの弦のこすれと混じれあった、なんとも不思議な音だった。
始めはいやな音だなと思ったが、なれると結構面白い曲だなととけ込んでしまった。

今管弦楽と一緒に聞くとやはりすばらしい。滅多に聞くことがないがやはり名曲だなと思っている。

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