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2006年8月25日 (金)

硫黄島の教訓

先日NHKが放送した硫黄島の戦いのその後を含めての実状を録画でじっくり見た。
戦場が違うとはいえ、同じく国のために戦ったものとして、その苦痛に震えがとまらなかった。
私には雨霰と降り注ぐ弾丸こそ浴びた経験は無いに等しいが、行き場の無い無力感には終始襲われ放しだった。
只神風だけをたよりに、いつまでも続く戦争、しかもだんだん敗戦濃厚と感ぜられる末期の絶望感は、硫黄島戦士と大差はなかった。
しかし彼らの飢餓との戦いは敵兵との戦闘以上に苦痛だっただろう。
21000の守備隊のうち1000人生き残ったと聞いて2度驚いた。ほとんどが錯乱か失神状態だったというがその通りだろう。それにしても人間の生命力の凄さに感嘆する。
米軍にも25000以上の損害を与えたというのだからこれまた不思議な気がする。夜だけを頼りの襲撃だったらしいが、それにしても戦果が多過ぎる。

米軍がこの教訓に鑑み、本土決戦を空からの攻撃に転換し、最終的には原子爆弾という手段をとったわけだろう。
広島に住み、未だに残る惨状を思いつつ、そこにまで踏み込ました日本の抵抗も度が過ぎたのかなと反省せざるを得ない。
敗勢をいかに収拾するか、最も難しい政局判断をやはり誤ったのが当時の日本政府だった。

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