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2006年8月 9日 (水)

女郎蜘蛛

夏休みといえば、10歳にならない時代には遊びの主体は山野を駆け巡って、女郎蜘蛛の採取に一生懸命だった。
葉の付いた木の枝に、捕まえた蜘蛛をとまらしてうちへ持ち帰り庭の木に巣を作らすわけである。
もちろんそれだけでは面白くない。捕まえに行った仲間同士で喧嘩をさすのである。20センチぐらいの木の棒に、互いの代表戦士を送り出し戦わすのだが、黒褐色に黄色の縞模様のこの蜘蛛はまことに喧嘩早い。
出会った瞬間に長い8本の手足で絡み合う。中には噛み付いて相手にダメージを与える。
絡みあいながら、尻からねばい糸を噴出する。互いに相手をくるまうつもりである。これはたまらんと逃げ出したり,下にぶらさがったりしたのは負けである。
それでも最後まで戦うとついにぐるぐる巻きにされてしまう。そうなったらもう最後で一方の餌になってしまう。
子供の事だからわいわい言いながらはやし立て、箸ぐらいの棒で尻をつついて、けしかけたりして熱狂して遊ぶ。

もちろん小学校低学年のときの夏の遊びであって、私の経験も僅か1、2年に過ぎなかった。
年上の連れがあれば、海に行き泳ぐこともあるが、海は毎年何人か命を奪われてたので、親が用心して一二年上にならないと許してくれなかった。
ずっと以前、鹿児島県で町の行事として、蜘蛛の喧嘩をさしてる所があるとテレビで見た事があるが、もう今はこんな風習はどこにもなくなったことだろうなあ。Img295

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