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2006年1月 8日 (日)

鈴木三重吉のこと

六十何年も前、鈴木三重吉の「千鳥」をよんでこんな美しい小説があるのかと驚いた事がある。
未だに印象が強く残っていて、いつぞやは能美島の三重吉が療養のため下宿していた場所に行ってみたりした。

一般の日本人には忘られた存在となってしまっているが、昭和の初期児童文学界に果たした彼の功績の偉大さは不滅と言わざるを得ない。
文学部の学生だった三重吉が結核療養のため郷里広島に帰り、空気の良い能美島の知人宅に下宿していたとき、書いた小説が前記の「千鳥」だった。

今日青空文庫に入り込んで、夏目漱石のところを見ていたら、鈴木三重吉に与えた手紙というのがあり、先生である漱石がこの「千鳥」を読んで与えた批評が記載されている。
三重吉全集などのあとがきの部分に、漱石が「千鳥」を激賞したということが書いてあったことを読んだ記憶があったのだが、その手紙の全文に始めてお目にかかることができた。

その上に三重吉の住所が広島市猿楽町だったことがわかり、その何十年か後の私が30歳代にこの町で仕事をしていたことがあったことに気づき、因縁の深さに驚いてこのブログを書く気になったわけである。monument_chidori

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