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2005年12月29日 (木)

日記について

日記の必要性は今更説くまでもないでしょう。

私の今幸いに手許に残されている日記の一番古いものは17歳の時のもので、爾来65年間の記録が殆ど保存出来ています。それだけにある1年まるまると、又もう1年のうち大半が無くなっているものがあり、実に残念であらゆるところを探しましたが現在まだ見つかっておりません。

仕事などの関係で4回大きな引っ越しをしましたので、随分注意したつもりですが、若い時には無駄なこと、或いは恥ずかしいことなどとマイナス志向が強くて、粗末にしたかもしれません。

出征中の日記は写真数百枚ともども帰国する際焼却させられましたので、これまた残念至極ですが、只陣中日誌みたいなものがありますので、個人の思いなどは残されておらなくても、公式記録がはっきりしていますので、その日時からの類推は可能です。
又留守中爆撃で我が家は壊滅しましたが、焼かれずに住みましたので、家族が日記、写真などは拾って保存してくれていました。戦塵に塗れてはいますが何とか見るに耐えます。

今となってみますとこの日記に残されている記録の貴重さは他人には絶対伺い知れないものです。家族のこと、友人のこと、仕事のこと、思い掛けない事件のこと、すっかり忘れていたこと、そして何よりも65年も経つと沢山の死や生と遭遇したことです。

特に人の死はその時を境にその人の記憶を忘れさせてしまうばかりです。ごく身近な家族のことでも記憶が薄れてその日時などすら忘れがちです。日記はこうした時しっかり役に立ちます。何度良かったなと思ったことでしょう。

現在では20年前から思い立って、当時は先ずワープロに転記を始め、11年前からパソコンを購入して、これに全日記の入力を始め、数年前完了し、現在は日々パソコンで記入しています。
データ化された日記は我が家では貴重な辞書で、一瞬にしていろいろな出来ごとが検索出来ることになりました。死ぬるまで7年間病床にあった、私の母親の見舞いに40キロの道を往復し、303回訪れたということまでわかります。

勿論日記の効用はよく分かっていても毎日忘れずに記録すると云うことは大変です。
只毎日ということにこだわり過ぎると、不可能になりますので思い付くままというのが基本だろうと思います。大事なこと、強く思ったことなどは其の癖さへつけておけば、自然に書き留めて置くようになるはずです。

特に若い時に書く癖をつけることが一番大事だし、日記もその頃のものが一番貴重な記録となるでしょう。

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