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2005年12月 8日 (木)

12月8日のこの日

今日は12月8日である。
私に取っては私の一生を決定した日と言ってよい。
この年1941年1月関東軍に兵役で入隊し、幹部候補生として富士の裾野の演習場にあった。

12月8日、自動車走行訓練中伊豆の修善寺で昼食の休憩を取った。忘れもしない店のラジオから流れる東條首相の日米開戦を告げる咆哮であった。背筋に雷鳴が走った。
案の定、それから4年半戦場での明け暮れになり、かろうじて生還はしたが、我が家は終戦前日の爆撃で壊滅し、行方定めぬ凧か風船のごとく、日本のあちこちをさまよい暮らす羽目になった。
なんの因果か、85歳の今日まで生き永らえた。
人並みに変転極まる人生行路を歩み辛酸を嘗めた。
戦友はもちろん、その他の友人もあらかた幽冥を異にする仕儀と相成った。後は死を待つばかりの単純な毎日である。

その中で、学友で8年間学業を共にした親友を先月23年振りに東京近郊に訪ね、旧交を温める事が出来た。
又靖国神社にも60年振りに参拝し、戦場で失った戦友にも別れを告げた。
こうしてあの世への土産はできたと思っている。
syokyusi

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